ブログ・SNS集客のキホン

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ブログやSNSで、「何を発信したらいいか分からない」「訪問者数を増やしたいけど、どうしたらいいか分からない」「今の方法が自分に合っていないかもしれない」と悩んでいる人は多いのではないでしょうか?

ブログ・SNS集客のキホンでは、起業やWEB集客の初心者の方でも読みやすいように、なるべく専門用語を使わず、分かりやすく書かれているので、仕事につながる「情報発信」のコツを余すところなく学ぶことが出来ます。

また、どんなツールをどう使う販促方法があなたに合っているのか・合っていないのかを判断出来るようなWEB集客方法や、ブログ・SNS集客の知識とノウハウを実践する事によって、あなたが提供したいサービスを喜んで買いたいと言ってくれるお客様を増やすことが出来るようになります。

本書はこんな人にお薦め

  • ブログやHP等での集客に悩んでいる人
  • SNSで集客に力を入れたい方
  • 自分に合ったSNSの相性が分からない方
  • プロフィール欄の記載に悩んでいる方
  • ライティング術で悩んでいる人

はじめに

WEB活用アドバイザー・WEB制作のプロが教えるブログ・SNSでの集客方法

本書は「ネットを使って大金持ちになろう!」といった方法ではなく、どんなツールをどう使う販促方法があなたに合っているのか・合っていないのかを判断できるようなWEB集客方法、なかでも利用者の多いブログ・SNSのツール別具体策など、「情報発信の文章術」から「ダメ情報発信あるある」までWEB集客の基本をWEB活用アドバイザーのプロが解説しています。

一口にWEB集客と言っても、方法は様々です。ホームページ、ブログ、SNS、メルマガ、動画、ライブ配信、ネット広告…数え上げればキリがないほどです。

また、更新回数が多いだけでは意味がなく、お客様から選ばれる起業家・フリーランスになるためには、「読む価値のある情報を、高い頻度で発信する」ノウハウが必要なのです。

残念ながら、誰にでも・どんな商品にでも当てはまる万能で無敵な販促方法はありません。

しかしながら、WEB集客にこれから取り組む方、始めたばかりの方、そして、やってはみたけれどうまくいかない、今の方法が自分に合っていないかもしれないと悩んでいる方に、さまざまなお客様と長年向き合ってきた販促担当者としての知識とノウハウなど知って頂きたい情報を、初心者の方でも読みやすいように、なるべく専門用語を使わずにお伝えしています。

決して、新しい画期的な方法ではないかもしれませんが、起業家・フリーランスにとってどれも知らないと損をする最低限やっておくべきこと、着実にお客様とのつながりを作っていきたい方に役立つ手堅く現実的な方法をお教えします。

【お客様に選ばれるツール別・WEB活用の具体策】
□ 無料ブログとワードプレス、おすすめなのは?
□ メルマガはテキスト形式とHTML形式、どっちがいい?
□ アクセスを増やすハッシュタグの裏ワザって?
□ 来店客のインスタ投稿を増やす工夫とは?


ブログ・SNS集客のキホンの内容紹介

WEB集客とは?

WEB集客とは、WEBマーケティングの中の「お客様を集める・目的のサイトやメディアに訪問してもらう」という一部分の事を指します。

WEBマーケティングとは、簡単に言うと「WEBを使った販売戦略」の事で、お客様があなたの商品を買ったりサービスを利用したりして、お金が入ってくる仕組み全体の事を指します。

ですので、WEB集客はWEBマーケティングの入り口であり、最も重要と言っていい、大きな比重を占めるものなので、WEB集客とWEBマーケティングが同列に語られる事もよくあります。

例えば、誰かがTwitterでつぶやいた情報を見て、あなたが欲しいなと思うコートを見つけたとしましょう。そして、そのリンクをクリックして見たら、画像が正面からの1枚しかなく背中側がどうなっているのかが分からず購入を断念した場合、WEB集客には成功したけれども、WEBマーケティングは失敗したという事になるのです。

情報発信のトリプルメディア

情報発信のトリプルメディア

インターネットからお客様を集めたいと考えているのなら、まず取り組むべきことは、WEB集客の入り口であり中心的活動とも言える情報発信です。その情報発信に欠かせないのでがメディアです。

メディアとは、「不特定多数の人に対して、情報を発信する媒体」の事を指します。

必ず取り組んで頂きたい情報発信の媒体は、インターネットを使った「デジタルメディア」という媒体で、その性質によって3種類に分けることが出来ます。

①オウンドメディア

「Owned=自分のメディア」という意味です。あなた自身、または自社が管理しているホームページ、メルマガ、ブログなどのメディアを指します。

②アーンドメディア

これは、「獲得するメディア」を意味します。Twitter、Facebook、Instagramなど、ファンや顧客を呼び込むためのメディアを指します。

③ペイドメディア

「Paid=お金を支払っているメディア」のことで、いわゆる宣伝広告の事を指します。インターネット広告だけでなく、テレビや雑誌などの広告も含まれます。

オウンドメディア、アーンドメディア、ペイドメディアの3つを合わせて「トリプルメディア」と呼びます。

何故、トリプルメディアが重要かというと、検索結果から直接オウンドメディアに集客出来ればいいのですが、かつてのようなSEO対策では効果がないしライバルも多い…だからアーンドメディアやペイドメディアの重要性が高まってきたのです。

大企業でさえSNSに力を入れ、忙しい顧客たちにアーンドメディアを使って接触し、オウンドメディアや実店舗への誘導を図っています。また、最近はSNSの広告が手軽になったこともあって、個人でペイドメディアを使う起業家がずいぶんと増えてきました。

3つのメディアを活用している人と活用していない人、また各メディアの性質や役割を理解して使っている人とそうでない人では、当然のことながら差がつきます。

オウンドメディアだけでは厳しい時代、トリプルメディアの活用、特にアーンドメディアの理解と活用が重要ということをしっかり理解して、ブログ・SNSに取り組んでください。

情報発信のNGパターン

情報発信のNGパターン

仕事のスタイルに合っていない情報発信方法を選んで時間と労力を無駄にしている人が非常に多い「間違った情報発信」の代表パターンが以下の3つになります。

①真面目過ぎる鵜(思考停止)

周囲からもたらされる情報を、とにかく鵜呑みにしてしまう人です。

〇〇ブログがいいと聞けばそれをやり、Facebookがいいと聞けば登録して、次々に情報発信ツールに手を出してしまいます。素直で真面目な人が陥りやすいのが、このパターンです。

②視野の狭い勇者(目標喪失)

勇者だから魔王を倒さなければならない、と思い込んで手段と目的がごちゃ混ぜになってしまっている人です。

「今日はブログを3記事書いた」などと「情報発信したこと」に満足して、ブログのアクセス解析や本来購入してほしい商品への誘導などを忘れてしまっている…志高く実行力もあるのにうまくいかないのが、このパターンです。

③勘違いシンデレラ(知識不足)

インターネットやITの苦手な、いわゆるアナログ派の人達です。

シンデレラに登場する魔法使いのお婆さんに似ています。シンデレラが自分の良さを存分に発揮し、夢を叶えるたの道具を出す役目。しかし、どんなに似合うドレスが出来たとしても、シンデレラが相思相愛になりたい王子様のお城に出かけて、ハートをつかむような笑顔やダンスを披露しないことには手に入りません。そんな勘違いシンデレラになりますのが、このパターンです。

間違えてしまう人は、「とにかく情報発信しなければ」と闇雲に取り組み始めます。成果を上げている人は、最終的な目標を見据えて、そのために誰に向けて、どのメディアで、何を発信すればいいかを逆算思考で考えているので、まずはゴール設定を明確にして、あなたがWEBを通じて出会てよかったとお互いに思えるお客様と巡り合い、仕事につなげていけるようにしましょう。

情報発信は「目標の細分化」から

インターネットから「仕事につなげる・集客をする」というゴールを目指すためには、いくつかの中継地点と、そこに至るルートを考える必要があります。

まずは、以下に挙げるように目標を小さく分割してみましょう。

目標の細分化

最終ゴールは、もちろん「購入・利用・来店」です。しかし、いきなりそこを狙っても、なかなか届きません。

小さなゴールを少しずつ中継する方が、時間も手間もかかりますが、手堅く確実にゴールに到達できる可能性が高くなります。それが、日々の情報発信の意味なのです。

このうち「存在認知」「信頼の構築」「共感と理解」は情報発信の柱であり、日々の情報発信の中で繰り返し伝えていく必要があります。また「リスト獲得」は、ほぼ全ての業種に共通して重要な中間目標とも言えるゴールです。

あなたや私のような起業家が発信する情報を見る時間は、他の魅力的なコンテンツを利用する時間にどんどん削られていく可能性が高く、それでも何かを伝えたいとなると、こちらから連絡できる仕組み、そのための連絡先を貰う仕組みが不可欠になります。

ただし、これらの小さなゴール全部を中継しないと、最終ゴールにつながらないという訳ではありません。目的をいくつかに絞り込み、継続して常時行うもの、タイミングを見て時々行うものという見方でも考えてみて下さい。

情報発信の内容は大きく分けて2つ

目標の細分化とは別に、もっとシンプルな分け方があります。それは、「あなたの仕事」を知ってもらうのか、それとも「あなたの人柄」を知ってもらうのか、この2つになります。

例えば「信頼の構築」を目的にした場合、

  1. ホームページに、仕事の実績を書く。職歴や事業内容を書く。
  2. SNSに、顧客との食事会の様子を投稿する。結婚記念日など家族を大切にしている様子を投稿する

1.は、これまでの仕事を知ってもらう事で信頼を得られます。

2.は、人柄を知ってもらう事で「信用出来そうな人だな」と感じてもらえます。

目的は同じでも、仕事・人柄と2種類のアプローチで、情報発信のメディアや発信内容が全く違ってきます。

起業したばかりの人はベテランよりも「人柄」の発信がとても大切になります。何故なら、まだ実績がなく、あなた自身を信用してもらう以外ないからです。あなたと同じ業種で、同じ商品・サービスを提供している人は少ないくないはずです。その中から選ばれる条件として「この人に頼みたい・この人から購入したい」は、時に価格よりもお客様にとって重要な動機になります。

人柄を理由にお客様から選ばれる起業家は、価格競争に巻き込まれにくく、リピート率や継続率が高くなります。その点でも、人柄の情報発信は大きな意味があります。

情報発信をきっかけにうまく仕事につながっている人は、「仕事」と「人柄」の両方をバランスよく発信出来ています。お客様が途切れない人がどんな情報発信をしているか、仕事と人柄という点でよく観察してみて下さい。

情報発信ツールの選び方

情報発信ツールの選び方

①使っているツールはフロー型かストック型か?

まず知って頂きたいのは、「フロー」と「ストック」という考え方です。WEB集客のために作ったコンテンツ(文章・画像・動画)が、時間経過とともに流れ去っていくフロー型なのか、蓄積されていくストック型なのか、という違いです。

フロー型とは、川の中を泳いでいる沢山の魚の中の1匹のような存在で、たまたま川を訪れた時、そこにあなたが泳いでくれば目に入ります。

ストック型とは、あなたが発信した情報という水を貯めたプールの中に、ユーザーが飛び込んできて、回遊していくイメージです。ただし、最初に見た情報がつまらなければ、すぐにプールから上がって出て行ってしまいます。

フロー型とストック型の違いは、それだけではありません。ストック型は貯蓄のように、貯めることによってあなたの「資産」となるのが大きな特徴です。資産とは、インターネット上での検索順位への影響です。

検索の仕組みは非常に複雑なのですが、ものすごくシンプルに表現すると「検索した人が見たがっているものを表示する」という仕組みです。

ストック型で検索を強くする方法の1つとして、「数」があります。例えば、ストック型であるブログでは記事が増えれば増えるほど、キーワードでの検索に強くなります。

②使っているツールは検索出来るか・出来ないか

「え?インターネットでは何でも検索出来るんじゃないの?」と思っていたなら要注意が必要です。

これまで検索されないツールと知らずに、せっせと書いていたかもしれません。また、検索されることはされるけど、上位表示のされやすさはツールによって差があります。

そのため、以下に記載する3つのチェックポイントに合致しているかどうかを考える事が大切です。

  1. 投稿内容が、インターネット全体(GoogleやYahoo!)で検索されるのか?
  2. ツール利用者が、キーワードで他の利用者のプロフィールや投稿を検索できるのか?
  3. ハッシュタグを使って、利用者が見たい情報を探す事ができるのか?

③使っているツールはキーワード検索が出来るか・出来ないか

インターネット全体での検索ではなく、ツール内でのキーワード検索も大切です。

そのツール内で、あなたのお客様となる人がどのくらいいるのか、ライバルはどんな人達がいるのか、それを知る手がかりになります。

また、SNS内の検索では若い人を中心にハッシュタグ(#をつけた語句)を使うことが増えています。キーワードと違って、投稿のタイトルや本文の中にない言葉でも、ハッシュタグを付けておけば検索対象となります。

④使っているツールはプロフィール検索が出来るか・出来ないか

ブログやSNSで読者・友達を増やす時、自分がまず相手の読者になる・フォロワーになるというのが定番のつながりのつくり方です。

その時に、つながりを持つ相手をプロフィール検索で選ぶことが出来るかどうかが、ツールを評価するためのチェックポイントのひとつになります。地域・年代・性別・職種など、自分のお客様候補になり得る人とつながれるなら、それに越したことはないからです。

また、ブログやSNSによって利用者の傾向が違うため、なるべく自分のお客様に人が多いツールを選ぶこともチェックポイントのひとつと言えます。

⑤使っているツールの利用者はオープンなのか・クローズなのか

年齢や性別といった傾向と共に注意したいのが、利用方法の傾向です。利用方法の傾向とは、オープンな利用者が多いのか、それともクローズな利用者が多いのか、ということです。

オープンな利用者(色々な人と接触・交流する人)がたくさんいるのならいいのですが、クローズな利用者(もともとの知り合いとしか交流しない人)ばかりのツールでは、いくら年齢・性別などの傾向が合っていても対象者にあなたの発信する情報を届ける事は困難だからです。

SNSでいえば、サービスが始まった初期の頃にはオープンにしている利用者が多く、時間の経過とともにクローズの利用者が増えていく傾向があります。

利用者の傾向やツールの使われ方に変化が起こりやすいのは、以下のような時です。

  • サービス内で新しい機能などが提供された時
  • 他の新しいサービスが登場した時
  • サービスの利用者が増え、年齢層が拡大した時
  • サービス内でマナーの悪い利用者や業者が増えた時

タイミング的にすぐに影響があるわけではありませんが、こうした変化の可能性を見過ごしていると、気づいたらお客様の全くいないツールになっていた…という事にもなりかねません。

また、これまでになかった機能を備えているツールが登場する場合もあります。そんな時は以下のチェックポイントに合致しているかどうかで判断して下さい。

  • あなたが出会いたいお客様が、そこいるツールか?
  • 出会いたいお客様を見つけ出す方法があるツールか?
  • 出会いたいお客様と接触することが出来るツールか?
  • 情報を発信していくことで、自分の価値が上がるツールか?

これを判断基準にしてツールを選んでいく事で、効果の上がらない「なんとなく発信」を始めるリスクを減らす事が出来ます。

リストの獲得

いつ訪れるか分からないタイミングを捉えるのに適しているのが、メルマガやLINE@のような「こちらから定期的に接触できるツール」です。

ブログやSNSのように見てもらえるかどうかの不確実な情報と違い、メルマガやLINE@は高確率でこちらが望む時にお客様の目に留まります。あなたの存在や仕事のことを覚えてもらえる可能性が高いので、必要になった時に思い出してもらえます。

また、あなたがセミナーや口座を開く・新しい商品やサービスを売り出すなど、タイミングが重要なお知らせを、最適な日時に届けることも出来ます。

この、メルマガやLINE@を受け取ってくれる登録者を集めることが「リストの獲得」です。

関係のステップを進める情報発信

関係のステップを進める情報発信

一口に「お客様」と言っても、色々な方がいます。あなたとの関係性という視点で見ると、以下のように分類することが出来ます。

新規顧客

あなたの存在や仕事を知ったばかり。まだ購入・利用をしたことがない。

見込み客

今ではないが、タイミングが合えば商品やサービスを購入・利用する可能性が高い。

今すぐ客

あなたの商品やサービスが必要な状況にある。信頼と納得があれば、すぐにでも購入・利用したいと思っている。

リピート客

あなたの商品・サービスを購入・利用したことがあり、再度の購入・利用をする可能性が高い。

WEB集客というと、新規顧客の獲得をイメージされる方が多いのですが、役割はそれだけではありません。新規顧客を見込み客へ、見込み客を今すぐ客やリピート客へと変えていくステップが必要になってきます。

新規顧客を獲得し、見込み客・今すぐ客になってもらうために、それぞれの段階で何を使って・どんなことを発信していけば次のステップへ進めるのか?

そのため、どんなツールでお客様とどのような関係を築くのかを意識した情報発信が大切なのです。

情報発信ツールとしてのブログの選び方

無料ブログのメリット・デメリット

企業と同時に、アメーバブログなどの無料ブログを利用する人は非常に多いと思います。

手軽に情報発信が出来ますし、何と言っても無料なのが魅力だと思います。ブログを足がかりに、ビジネスを成功させている人もたくさんいます。

そんな無料ブログのメリットとデメリットは以下になります。

無料ブログのメリット・デメリット

メリットとして無料であることは大きいのですが、その裏返しとして様々な制約・停止や削除のリスクという大きなデメリットがあります。

現実としては、グレーゾーンの営利活動をブログ上で続けている人も多いのですが、それは運営側が見逃してくれているだけで、いつどのような処分を受けるか分からないということは理解しなければなりません。

無料ブログの特色

各無料ブログの特色

無料ブログの代表的なサービスには、それぞれ上図のような特色があります。

今後も新しいブログサービスがリリースされると予想されますが、仕事として使うなら新サービスが世間に受け入れられるのか、利用者が増えて安定するのかなど、しばらく様子を見て利用する方が良いでしょう。

WordPress(有料)と無料ブログの違い

WordPressとは、簡単に言うとブログソフトの一種で、誰でも自由に使うことができます。ブログソフトですから、ブログを作ることが出来るのはもちろん、これを利用してブログのように更新が簡単に出来るホームページをを作ることも出来ます。

WordPress自体は無料ですが、使うためにはサーバー(必要なデータを置く場所)を用意しなくてはいけません。ほとんどのレンタルサーバー会社では、Wordpressを簡単に使えるようなサービスが用意されています。

例えば、無料で利用できるテーマ(ブログのテンプレートやスキンのようなもの)や、プラグイン(機能を追加するためのプログラム)が沢山あるので、技術的にものすごく難しいというものではありません。

各無料ブログサービスとの違いをまとめると、

  • 無料では使えない(レンタルサーバーの費用が必要)
  • 使えるようにするには時間と技術が必要

ということ。無料では使えないというのが最大の違いです。

WordPressのメリット

WordPressのメリット

WordPressには無料ブログにはないメリットもたくさんあります。

例えば、⑤の「オリジナルドメインが使える」は、メールアドレスにも同じものを使う事が出来ます。名刺を渡された時に、ブログとフリーメールが書いてあるのと、屋号に合わせた〇〇.COMなどで統一されたURL・メールアドレスが書いてあるのとでは、印象がかなり違います。

また、⑥の「維持費は意外に安い」ですが、個人事業主がよく利用するレンタルサーバー3社の最も安くWordpressを使える「サーバー+同じ会社で.COMドメイン」を新規契約した場合の費用を以下にまとめてみました。

  • さくらインターネット:8,023円(2年目以降6,994円)
  • ロリポップ(GMOペパボ):6,112円(2年目以降4,622円)
  • エックスサーバー:17,820円(2年目以降14,580円)

維持費を月額にすると、約385円~となります。

もし、最初の制作をプロに頼むなら、2年間使うとして(見積額÷24ヶ月)+385円~となります。無料サービスの有料プランを使う場合との費用対効果を比較する時は、このように2年から3年のトータルで考えるとよいでしょう。

WordPressの特徴をまとめると、「お金と手間はかかるけれど、無料ブログよりも自由に色々な事が出来る」ということです。設定や勉強を頑張れる、多少の費用を出せる、自己所有のホームページとして価値を高めていきたい、有料の商品やサービスにしっかり誘導したい、そんな起業家の人には是非使ってみてほしいツールです。

「ブログを読んだ後」の仕掛け

何か知りたい事をインターネットで調べていて、誰かのブログ記事に辿り着くことはよくある事だと思います。仮に、その記事を読んだ後はどうしていますか?そのブログを、どこの誰が書いたか覚えている人は少ないと思います。

ほとんどの場合「知りたいことが分かってスッキリ!」で終了してしまいます。これでは、せっかくブログを書いてもビジネスの成果にはつながりません。

辞書や知恵袋の代わりで終わらないためには、そこからサービスや商品への流れを考えて対策しておく必要があります。

①印象に残るブログタイトルやヘッダー画像にしておく

似たような語句で何度も検索しているうちに、繰り返しあなたのブログを見ることもあると思います。その時に「あ、前にもこの人のブログだったな」と存在を意識してもらえるようになります。ブログタイトルに自分に名前を入れておくのもいいと思います。

②ブログの下に署名を入れる

「この記事を書いたのはこんな人」のような紹介文がブログの下にあるのを見かけたことはありませんか?顔・名前・職業を覚えてもらうために、ブログの下にプロフィールを入れましょう。

③見てほしいものへのリンクを貼っておく

ブログ読者が興味を持ちそうな商品やサービスへのリンクを、サイドバーやページ下に入れておきましょう。画像バナーにしてリンクを貼るのもいいでしょう。メルマガやLINE@の登録案内も、次につなげる有効な手段です。

④関連記事で引き留める

読んでいる記事でプロフィールやサービスに興味を持ってもらえなかった場合でも、他の記事で「この人凄いな。どんな人だろう?」と思ってもらえるかもしれません。そのためにも、今読んでいる記事に関連する他の記事が表示されるようにしておきましょう。

ただ、関連記事を読んでもらってもアクセス数が増えるだけですから、全てのページに①~③の対策をしておく事が肝心です。

各種SNSの特徴

Facebook

Facebookの特徴と強み

Facebookの特徴と強み

Facebookの大きな特徴は、起業家の利用が多く、交流が活発だという事でしょう。

仮に、起業家を対象に商品・サービスを提供しているなら、外せない情報発信ツールとなります。逆に、会社員・学生の方は公開範囲を限定して親しい人とだけしか交流しない傾向があります。

つまり、一般の個人客向けの業種の方はFacebookでお客様と交流することは難しいと言えます。

しかしながら、Facebookは助け合える業種のパートナーと知り合ったり、同業種・異業種に人脈を広げたりしやすいツールです。広告やホームページから分からない、相手の人となりや仕事ぶり、どんな人達と交流しているのかを見ることが出来ます。

実名前提の安心感があり、顔写真を掲載している人も多いので、リアルに会う機会に発展しやすいのも特徴です。

通常の投稿はフロー型で、Googleなどの検索結果に出ないので、主な使い方としては交流や日常的な出来事などの投稿に向いています。ちなみに、プロフィール検索(地域や性別などによる絞り込み)も出来ません。

Facebookの1番の強みは、「名前で検索される時はFacebookが強い」という事が挙げられます。

どこかで知り合ったり、名刺交換した後に名前を検索すれば、相手がクローズで利用している人であっても、検索結果に必ず挙がってきます。

Facebookページとは?

Facebookページとは、Facebook上で作れるホームページのようなものです。

ホームページと大きく違う点は、フロー型で情報が流れて行ってしまうこと。代わりに、ユーザーとつながって情報を流したり交流出来たりするSNSの性質を持っている点がメリットと言えます。ホームページとSNSを足して2で割ったようなイメージです。

Facebookページを仕事として使用する場合に知っておくべきポイントを下図にまとめてみました。

Facebookページを仕事で使うときのポイント

仕事の情報拡散のためにFacebookを利用している方は多いと思います。

しかし、Facebookの利用規約で個人用のタイムラインを営利目的で利用することは禁止されていて、営利目的の場合は、Facebookページを使うようにと書かれています。

個人の投稿と違って、Facebookをやっていない人も見ることができ、検索エンジンの対象にもなるのですから、お店の宣伝などは利用規約の通り個人アカウントよりFacebookページに書くのが、運営が推奨する基本の使いたと言えるでしょう。

Twitter

Twitterの特徴と強み

Twitterの特徴と強み

Twitterの利点は、投稿の手軽さです。140文字という文字制限があるので、短い内容を気軽に投稿することが出来ます。

フロー型の中でも非常にスピードが速く、あっという間に投稿が流れ去ってしまうのはデメリットのように思えますが、逆手に取れば、投稿の数が多くても、同じような情報を繰り返し投稿した場合でも、フォロワーに心理的な負荷を与えないというメリットがあります。

また、特徴として爆発的な拡散力を挙げたいところですが、Twitter利用者は「仕事の宣伝のような投稿」はリツイート対象にしない傾向があります。

しかし、驚いたり感心したりする情報や、面白い内容の投稿は、あっという間に拡散されます。運営する人の性格や趣味嗜好がTwitterに合えば、使う労力に対して得られるメリットは大きいと思います。

Twitterは、ビジネス利用は難しいと言われがちですが、相性と使い方次第では、ユーザーとの距離感が近い強力な情報発信ツールとなるでしょう。

ちなみに、日本は世界的に珍しいTwitter大国だということをご存じでしょうか?先進国の中で、唯一Twitter利用者がFacebook利用者を上回っている国が日本なのです。

何故なら、日本独特の傾向になりますが、ほとんどの利用者が匿名のアカウントを使用しており、本音と建て前の文化がある日本において、匿名で自由に発言する場を求めている人が多いのかもしれません。

Twitter利用に向いている人

Twitter利用に向いている人のポイント

Twitterでは、B to Cの交流が出来る可能性の高いSNSです。

真面目な情報発信をコツコツ続けるならTwitterではなくブログでも良いわけで、Twitterを使うならやはり拡散力や交流のしやすさといった特色を活かした使い方をした方がいいと言えるでしょう。

つぶやきの注目度を上げるコツ

Twitterは非常に流れの速いフロー型のSNSです。よほど個人的なファンでない限り、あなたのツイートを遡って全てをチェックしてもらえるという事はないと思ってください。

ですので、注目度を上げるにはタイムラインの中で目につきやすいように工夫をする事が必要となります。

注目度を上げるポイントは、頻度・面積・タイミングになります。以下に詳細なポイントを記載しますんので確認してみて下さい。

①つぶやく頻度を上げる

流れの速いTwitterの中で、あなたのツイートは「たまたまその時にタイムラインを見ていた人」だけが見にします。

出来れば、1日に何度かつぶやくようにして下さい。140文字以内ですから、移動中や隙間時間でも十分可能です。

②画僧をつける

画像のある投稿の方が反応は良くなります。何故なら、単純にタイムラインの中で画像が目に留まりやすいからです。

また、テキストだけより画像があったほうが、1つのツイートの面積が大きくなるので目立つという事もあります。

③長いつぶやきを投稿する

画像の場合と同じく、ツイートの面積が大きくなるので長いつぶやきの方が目立ちます。同時に、一言だけよりも内容があるほうがリプライ(返信)やリツイートにつながりやすいとも言えます。

④改行・空行を入れる

以外に盲点なのが、改行・空行を入れることでツイートの面積を大きく出来る事。

また、改行・空行を入れると読みやすくなるので、目に留まりやすくなるという面もあります。

⑤トレンドのハッシュタグでつぶやく

Twitterの検索機能を使うと、現在トレンドになっている話題やハッシュタグが表示されます。

これは「今その話題に興味を持っている人が大勢いる」ということを示しているので、そのハッシュタグを付けてつぶやいてください。

どれも非常に重要な事なので、是非トライしてみて下さい。

Instagram

Instagramの特徴と強み

Instagramの特徴と強み

Instagramは、簡単に言うと「画像で交流するSNS」です。

そのため、投稿には必ず画像か動画が必要で、文章のみの投稿は出来ません。

そして、投稿はスマホからの利用を原則としています。つまり、文章を書くのが苦手・パソコンよりもスマホのほうが使いなれている・写真を撮るのが好き、という人にとっては利用しやすいSNSと言えるでしょう。

ですから、「言葉で説明するよりも、写真で見た方がわかる」ような、若い女性向けの商品やサービスを提供している業種とは非常に相性の良い情報発信ツールと言えます。

ただし、写真から物販ページに誘導できるショッピング機能(無料・要審査)があり、物販業者にとっては強い味方です。

逆に、形のないものを提供する業種には向いていません。例えば、コンサルタント、士業、講師、コーチ、セラピスト、カウンセラーなどです。そんな業種の方は仕事のPRに使うよりプライベートな日常を知ってもらい親近感を抱かせる目的で利用する方がいいでしょう。

もう1つのデメリットとしては、拡散性の低さです。いいなと思った写真を指定したフォロワーや他のSNSに送ることは出来ますが、FacebookのシェアやTwitterのリツイートにあたるような、つながっている全員に広めるという機能は現在のところありません。

このため、新たなファンを獲得するためにはハッシュタグで発見してもらう事が重要になってきます。

ハッシュタグの使い方

Instagramの投稿では、リンクが貼れない代わりに、たくさんのハッシュタグをつけた投稿が見られます。

ハッシュタグは、同じタグを付けたものばかりを集めて表示するための目印のような役割をします。ですから、まずは写真に写っているものをタグにするのが基本となり、他の人が興味を持ちそうな言葉を選んでハッシュタグを付ける必要があります。

基本的なハッシュタグの付け方のポイントを以下に記載致します。

  1. 写っているものだけでなく、場所やイメージする単語にもタグ付けする
  2. 同じ言葉でも、表現や表記を変えて複数のタグを付ける
  3. 英語でタグを付けると、海外の人からの「いいね」やフォローが増える

投稿を見てもらうために、注目度の高い人気のハッシュタグをつけたいなら「人気ハッシュタグツール」が便利です。無料・有料のものが続々と提供されているので「人気ハッシュタグ調査ツール」のキーワードで検索して下さい。

ただし、人気だからと言って写真に全く関係のない言葉にするのは逆効果ですのでやめましょう。

その他、写っているものではなく、「見てほしい人」や「同じものに関心がある人」をキーワードにした「〇〇な人とつながりたい」や「〇〇部」「〇〇ぐらむ」といったハッシュタグを付けるもいいと思います。

メルマガ・LINE@

メルマガ・LINE@の特徴と強み

メルマガ・LINE@の特徴と強み

何と言ってもこの2ツールの最大の特徴は、こちら側から情報を届けられるという点です。

ブログやSNSは、インターネット上に置いてあるものに相手からアクセスしてもらわないと見てもらう事が出来ません。しかも、見られるタイミングは相手次第ですから、今日から3日間の限定セールのお知らせをブログやSNSに載せても、見るのは4日後かもしれないわけです。

しかし、メールマガジンやLINE@なら、こちらが希望する日時に、相手のパソコンやスマホに直接、情報を届けることが出来ますから、情報に気づいてもらえる可能性が高いと言えます。

こうした定期接触・第一想起を能動的に作り出せるツールがメルマガとLINE@です。

メルマガの配信方法

メルマガを配信する方法は、大きく分けて2種類があります。

①ASP型

インターネット上で事業者が提供するシステムを使う

②自己所有型

何らかのソフトやプログラムで、独自に配信システムを持つ

さらに、有料か無料か、メルマガ専門か他のシステムが付属しているかどうかなど、様々な種類があって、自分の仕事にぴったりな配信方法を選択する必要があります。

メルマガ配信のメリット・デメリット

メルマガを配信する方法によって、それぞれメリットとデメリットがありますので、自分に合った組み合わせを選ぶ必要があります。

判断のポイントは3つあります。

  1. ASPか、自己所有型か
  2. 無料か、有料か
  3. メルマガ専門か、他の機能もあるか
①ASP型のメリット・デメリット

オンライン上のシステムで配信するので、パソコンを買い替えた時も面倒がありません。

また、通信機器などの進化に合わせてシステムがアップデートされるのも強みです。

デメリットとしては、無料で利用する場合は広告が表示されたりDMが来たりする点です。

②自己所有型のメリット・デメリット

ランニングコストが発生しないことです。有料ソフトでも1万円以下のものが多く、有料のASPに毎月数千円を支払うよりは安く済みます。

ただし、無料・有料いずれもシステムのアップデートは自分でやらなければならず、変化の激しい時代では対応しきれなく可能性があります。

③無料のメリット・デメリット

メリットは「お金がかからない」の一言に尽きます。

デメリットは、サービスを提供する側の思い通りになってしまうこと。提供者が広告を表示する、急に機能や送信数に制限を受ける、最新の事情に合わせてアップデートされない、といった事態があったとしても受け入れるしかありません。

配信者リストをダウンロードできないところもあるので要注意が必要です。

④有料のメリット・デメリット

無料の場合の裏返しです。お金がかかる代わりに広告表示などがなく、料金に応じたサービスを受けることが出来ます。

⑤メルマガ専門か、他のシステム付属か

これは、ご自身の事情に合わせて選択して下さい。

仕事上、メルマガが非常に重要であれば、メルマガに関する機能が充実したメルマガ専門のサービスを使用すればいいですし、顧客管理や予約システムをメインにして、メルマガも発行出来たらいいなぁという程度なら他のシステム付属を検討してみるのもいいと思います。

LINE@配信のメリット・デメリット

あなたが情報を届けたいお客様は、次の3つのうちどれでしょうか?

  1. LINEだけを使う。登録などに使うメールアドレスは滅多に見ない
  2. LINEもメールも両方使う。相手や場面で使い分けている
  3. メールは仕事以外でも毎日必ず確認していて、LINEはそれほど使わない

①なら、メルマガは件名すら見てもらえないので、LINE@を使うしかありません。③なら、メルマガでいいと思います。問題は②です。

両方使える場合は、メルマガとLINE@それぞれの特徴を比較して考えてみます。

①送信できる情報量 

LINE@の無料プランでは送信数・タイムラインへの掲載回数がかなり制限されてしまいます。

有料プランは、ASP型の有料メルマガよりも高めなので、読者数・接触頻度が多い場合はメルマガの方が費用対効果に優れているということになります。

②お客様との関係性

メルマガの場合、あなたと「読者」の関係は基本的に一方通行です。読者はメルマガ発行者に感想を送ることも出来ますが、気軽に送る人は稀でしょう。

LINE@の場合、あなたと「友達」との関係は双方向です。普通の知人やLINE友達のように、返信やスタンプを送り合うことが出来ます。読者・友達という呼び名の違いからも分かるように、LINE@の方がお客様とより親しみのある、距離感の近い、1対1の関係を結びやすいツールです。

ただし、LINE@にも一長一短があり、友達登録をしたら本当に友達になったように勘違いをする人がたまにいるのです。気軽に1対1でやり取りできるので、質問を日に何度も送ってきたり、個人的な話をしようとしたり…というサービスの域を超えた事態が起こりやすいのは、メルマガよりもLINE@の方になります。

プロフィールなどの情報公開について

個人情報公開のポイント

情報公開の不安を乗り越えるヒント

①携帯電話の「アドレス」はSNSと同期させない

Facebook・Twitterをはじめ、たいていのSNSは「もっと友達を見つけましょう」と携帯電話のアドレス帳との連携を勧めてきます。

これを承諾してしまうと、知らせたくない人にまで仕事でSNSを使っていることを広めてしまうので、連携させないようにしましょう。

②バーチャルオフィスの利用

事業所の所在地として「住所を貸してくれるサービス」が色々あります。郵便物の郵送をしてくれるところや、郵便物・宅配物を預かってくれるところなど、サービス内容も様々です。

名刺やメールの署名、ホームページなど、住所を書かなければならない場面は色々とあります。

でも、自宅の場所を知られるのはちょっと…という方は、このようなバーチャルオフィスを使うといいでしょう。安いところで月額3,500円くらいから利用できます。

検索方法としては、地名に「バーチャルオフィス」「レンタルオフィス」「コワーキングスペース」と「住所使用」のキーワードを加えて検索してみて下さい。

③仕事用の携帯電話番号

最近は、ホームページで電話番号を公開しない人も増えており、メール等で連絡が取れるなら電話番号の記載がなくても、それほど怪しまれる事は少なりました。

とはいえ、名刺には電話番号を記載しないという訳にはいきませんから、050で始まるIP電話を使えるスマホを利用すると良いでしょう。

簡単にいうと、1台のスマホの中に2つの携帯電話がある状態になる訳です。ララコールやドコモの050プラスなど、色々な会社からスマホで利用できるIP電話サービスが提供されていますので、興味のある方は「スマホ用+IP電話」のキーワードで検索してみて下さい。

④ビジネスネーム

ビジネスネームで仕事をする際の注意点としては、お客様に銀行振込で入金して頂く場合に、お客様が知っているあなたの名前(ビジネスネーム)と、銀行口座の名義が違ってしまう事です。

お客様から銀行振込をしてもらうことのある事業の方は、入金するお客様が戸惑う可能性もあるので、しっかりと案内する必要が出てきます。

ちなみに、案外ビジネスネームで活動している起業家は多く、特に支障なく続けてこられているのが現実です。本名と別の名前にすることで不安が解消され、ビジネスに積極的になれるのなら、ビジネスネームもいいのではないでしょうか。

集客のためのライティング術

ブログ・メルマガ・ホームページなどで文章を書く時に大事なポイントは「視認性」と「性」の2つになります。

視認性

視認性とは、読んで字のごとく「見えるかどうか」の事です。文字として認識し、読み取ることが出来るのかという事です。

視認性の高い例が以下になります。

  • 文字のサイズが適切
  • 背景色・文字色のコントラストが高くクッキリと見える

視認性の低い例が以下になります。

  • 極端に小さい、あるいは大きすぎる
  • 明度、彩度が近くて見えにくい

パソコンで見るのが普通だったスマホ普及前と違って、今は白背景に真っ黒か、それに近い文字のサイトが主流です。

その理由は、「スマホ=小さい画面でも屋外でもハッキリ見えて読みやすくするために、クッキリ度の高い配色にするサイトが増えたから」というのが理由です。

可続性

可続性とは、「読めるかどうか」の事です。物理的な面よりも「読む気になるかどうか」という読み手の心理がポイントです。

可続性の高い例が以下になります。

  • 一見して読めそうな量だと感じる
  • 読みやすい行間や字詰(文字間隔)になっている
  • 段落や、話題の転換などでの改行・空行で読みやすさへの配慮がなされている
  • 読み取りやすいように、漢字・平仮名・カタカナが適度に使われている

これらのポイントの逆をいく可続性の低い(読む気になれない)ものの代表例は、お経や保険の約款です。読めるけど、読みたくないという気持ちになります。

では、可続性を高くするためにはどうしたら良いのか?

可続性を高くするポイント例が以下になります。

  • 読む気をなくすほど多い文章はページや回数を分割する
  • 行間は、文字間よりも広くする
  • 文字を追う方向、今どこを読んでいるかを迷わせない
  • 読みやすさに配慮して、適度な改行・空行を入れる
  • 漢字または平仮名ばかりが続く箇所は、言葉や順番を入れ替えてメリハリをつける
  • 見出し(大見出し・中見出し・小見出し)をつけてパートを分ける
  • 飛ばし読みでもおおよその内容が把握できるように重要な部分を強調する
  • 文章で全て説明しようとせず、箇条書きや画像・図解を使って表現する

特に文章に苦手意識のある方は、見出し・箇条書き・図解をどんどん取り入れて下さい。

仕事のための情報発信は、作文や小説ではありません。読み手への「伝わりやすさ」が全てです。

本書を読んでみての感想

本書を読む前のブログやホームページでの集客のイメージは、GoogleやYahoo!などの検索サイトで上位表示させて集客するぐらいとしか思っていませんでした。

ですが、本書を読んでみて「オウンドメディア」「アーンドメディア」「ペイドメディア」と呼ばれるトリプルメディアを活用しなければ、現状のブログやホームページでは収益化出来るほどの集客が見込めない事を知れて、とても参考になりました。

また、Twitter・Facebook・Instagramにそれぞれ個性的な特徴があるなんて事も考えてもみませんでしたし、情報発信のNGパターンを連発している自分自身を本書を読んだことで猛省する事が出来たことも良かった点です。

著者の今城 裕実氏は本書の中で、「10人の中で1番になれる特徴を合計5つ集めれば、10万人に1人の強みとなる」と言っています。

つまり、パッと声をかけられるぐらいの範囲、例えばマンションの同じフロアだとか、学生時代の部活仲間だとか、せいぜい10人ぐらいの中で、自分がまぁ1番かなと思うようなことで良いそうです。

これら複数の強みと、そこに「人としてのあなたらしさ」を加えて掛け算すると、同業であっても各々が違う強みを持つことになり、引いては個別化・個性化を図ることが出来ます。

最後に、日本国内でトップクラスの強みを持っていないからと言って情報発信する事に躊躇してしまうと思っている人は、あなたが持っている強みを掛け算することでオンリーワンの強みを身に付ける事が出来ますし、それで自信を持って情報発信出来るようになれたらこれほど良い事はないと思います。

その他参考記事

管理者
管理者

「ブログ・SNS集客のキホン」では、Wordpressブログに関しての内容が少し薄いため、ヒトデ氏著の「「ゆる副業」のはじめかた アフィリエイトブログ」の記事を参考頂ければ、Wordpressブログを始めるにあたって最低限必要なものを全て網羅する事が出来ます。

その他参考書籍

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管理者
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